あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

切迫早産33〜術後4ー6日目 回復していく体と一進一退の息子〜

こんにちは☀

 

あきはママです。

 

長かった入院生活もそろそろ終わりが見えてきました。

 

術後の経過を綴ります。

 

 

 

術後4日目

 

術後4日目になると、だいぶ痛みも和らいできました。

 

しかし、やはりまだ痛みに耐えて動くのが怖かったため、ロキソニンは切れる前に6時間毎飲んでいました。

 

術後は抗生物質の点滴が1日3回で投与されます。

 

長期に渡る入院生活で私の血管はもうボロボロでした。

 

青アザになっているところもありましたし、もう血管が弱ってすぐに漏れてしまうようになっていました。

 

本来は1回針を入れて、ルートを取れば、その先に点滴の薬を付けていく形を取ります。

 

しかし、私の血管はそれではすぐ漏れてしまってもたないため、都度針を刺して点滴してもらっていました。

 

入院してから計30回は指したのじゃないかと思われる腕

 

術後4日目にして、ついにラスト1回が終わりました。

 

それに引き続き、シャワーの許可もおりました。

 

私の体は徐々に解き放たれていきます

 

点滴からの解放、痛みの緩和、サッパリした体

 

しかし、それに対して息子の容態はそこまで芳しくありません。

 

酸素濃度の値は相変わらず行ったり来たりです。

一進一退。

 

脳の出血や、気胸という大きなトラブルが起きていないのがまだ救いです。

 

 

術後5日目

 

心配で何度もNICUに通っていたのですが、今度はをやってしまいました。

 

理学療法士さんが言っていたのですが、1週間の寝たきりで筋力は10〜15%落ちるとのこと。

 

私は、1ヶ月自宅安静からの1ヶ月入院で、体の筋肉はいったい何%落ちていたのでしょうか。。

 

そんな弱りきった筋肉に、術後のお腹を庇うような、無理な姿勢を強いていたのであろう腰がついに悲鳴を上げました。

 

腰が痛くて座っていられません。

 

食事時も電動ベッドに常にもたれていないと食べられない。

 

せっかくNICUに行っても、10分ほど経つと耐えられなくなり、またすぐ戻らないといけなくなる。

 

そんな私を助けに来てくれたのが、産前からちょこちょこ顔を出してくださっていた理学療法士さんです。

 

弱っている腰の筋肉のマッサージをしてくれ、(パッツパツに張っていたのは腰方形筋というらしいです)

ストレッチの仕方&腰に負担をかけない歩き方・座り方を指南してくれました。

 

おかげさまでなんとか生活できるようになりました。

 

 

息子の方は、なんとか最初の勝負と言われていた3〜5日をクリアしました。

 

脳や心臓に対するリスクは少し減ったと聞いてひと安心。

 

まだ肺に関しては劇的な改善は見られないけど、少しずつ良い方向には向かっているかな。

 

と言ってもらえて腰の痛みも忘れることができました。

 

 

術後6日目

 

ついに翌日退院ですが、また息子の容態が芳しくありません。

 

酸素濃度を下げても、またすぐ悪化して、酸素濃度上げざるを得ない。。

 

の繰り返しです。

 

一歩ずつ、一歩ずつ

 

と自分に言い聞かせるも、

この状態で私は息子を置いて退院しないといけないと思うと、、

 

なんとも辛くてまた涙が溢れてきます

 

退院すれば、自宅から病院まで電車を乗り継いで1時間はかかります。

まだ万全とは言えない体にその往復が毎日できるのか。。

 

産後の肥立ちは大事だよと皆に言われます。

 

無茶して体調壊したり、母乳が出なくなったら意味がない。。

 

自宅にいきなり戻らずとも、病院から徒歩10分のところに実家があります。

そちらに最初は戻って病院帰りをし、体力が回復したら自宅に帰ろうか。。

 

しかし1ヶ月を超えた入院生活、途中からは面会制限もあり、もう2週間丸々ママに会っていない娘。

 

娘ももう限界です。

 

体力の回復に努める&頻回に息子に会いに行くなら実家

娘の精神的な安定を考えるなら自宅

 

悩みに悩んでループして、、

娘にも息子にも触れていたいし、自分も回復しなきゃいけないし

 

NICUでどうしていいか分からずまた泣いていると、臨床心理士さんがわざわざNICUまで来てくれました。

 

話を聞いてもらってるうちに、、

少しずつ頭の中が整理できてきました。

 

やはり、

 

自宅に帰り、自分の体力の許す限り、娘と遊び、息子に会いに通う

 

そして自分の体力がダメだと思ったら早めに軌道修正する

 

この状態で自分のこと取るっていう選択肢を母が選ぶのは難しいよ

でも、やっぱりあきはママさんの体も大切にしてほしいっていう気持ちは私も持ってるよ。

やし、まずはやってみて、どうしても無理だったら体のことを優先してあげて。

あきはママさん、前大部屋で情緒不安定になったときも、すぐに個室に移動したでしょ。

あのときの切り替えを見て、強い人だって安心したよ。

無理だって思ったら、また早めに良い方向に切り替えれると思う

とりあえずやってみよう。」

 

と言ってくれ、やっと決心が付きました。

 

息子にその夜は心ゆくまで会って

 

ママのいないときも、ゆっくりゆっくり、楽ーに過ごしておくんだよ。

ママすぐ会いに来るからね。

好きだよ。大好きだよ。

 

と語りかけ続けました。