こんにちは☀
あきはママです。
7/10
せいちゃん生後3ヶ月3週(修整0ヶ月3週)
SPO2値が一桁へ
呼吸器をハミングに替えたことで?異常に増えてしまった痰。
痰による咳き込み、また吸引での負担がせいちゃんを断続的に襲う。
昨日後ろ髪引かれながら帰ってからも気がきじゃなく、、日付変わる直前に実家に帰り、あとはご飯→お風呂→寝る!
必要最低限をこなし、体力がある程度回復したら朝5時に起きせいちゃんの所へダッシュ!!
息を切らしながら到着すると、ご機嫌でキョロキョロしているせいちゃんの姿が。。
この日の夜診担当は、せいちゃんの痰引くのがやたら上手いと看護師さんの中でも言われていた方でした。
「どうしよう?私がだけせいちゃんに、かーっぺって、痰吐きかけられてるんかなー笑」
って言ってはったけど、、横で毎日色んな看護師さんがせいちゃんのケアをしてくださっていて、、
確かにその看護師さんのとき、せいちゃんの痰を出すタイミングと、呼吸がすごく合っていると感じていました。
その看護師さんが担当だったからこそ、昨夜心配な中でも家に帰って休んでくることができた、、
そして朝来たときにせいちゃんがこんなきゅるんとした顔をできるまでに回復してくださるなんて。。
夜ずっっと付きっきりでせいちゃんの痰を引き続けてくれたそう。。
少しでも、何でもいいからせいちゃんを楽にしてほしいという一心しかない今、、
本当に何回お礼を言っても言い尽くせない。。
一晩見守ってくれて本当に本当にありがとうございました。。
看護師さんから今のせいちゃんの痰を引くタイミングなどしっかり引き継いで、私が見守り続ける。。
下肢SPO2値の落とし込みも、なんとか65くらいで留められるようになってきた。
この調子、、この調子と思っていたけれど、、、
8時半。。ちょうどNICUスタッフさんたちが朝のカンファレンスを行ってるとき、、やってしまった。。
痰が溜まって思いっきり咳き込んでしまったせいちゃん、、吸引もうまくいかず、、、
下肢SPO2値が一桁まで落ちてしまった。。
SPO2値が一桁なんて、、そんな値出る??
せいちゃんどうなってるの?
極端に体中へ酸素が行き渡っていない状態、しんどくないわけがない。。
明らかに顔色が悪い。紫を通り越して土気色。
どうしようどうしよう。。
せいちゃんの個室は、NICUスタッフのカンファレンスが行われている目の前。
みんなの視線がチラチラと個室上のモニターに向いているのが中からでも分かる。
特に主治医のドクターに関しては、ずっともうモニターに目が張り付いてる。
助けて。せいちゃんを助けて。
楽にしてあげて。お願い。。。
SPO2値一桁はさすがに一時だけやったけど、それでも回復しても30台〜40台。。
明らかに朝と比べてしんどそうさが1段階上がった。
もう私もじっと見守ってだけはいられない。
お姉ちゃん召喚
せいちゃんを今日の担当看護師さんにお願いし、全体カンファが終わり、ナースだけのカンファが行われている中、なりふり構わず乗り込んでいきました。
そして、その中で一番権限のある科長さんに
『すみません、お姉ちゃん呼んでもいいですか?』
と一言。
カンファ中、いきなり現れた母にかなり驚いた表情でしたが、
「はい。大丈夫です。」
と向こうも即答してくださいました。
普段ならだいぶ時間かけてお伺いを立てる面会制限対象外の家族の面会。
実際、お姉ちゃん、本当は2日後の7/12に久しぶりにNICU面会をする予定で、前々からゆっくり許可取りを進めていました。
しかし、今朝のこのせいちゃんの様子、、明後日まで待てるのか?
もうそんな流暢なこと言ってられない。
順序だった許可取り、お伺いなんて無理。
早く姉弟会わせてあげたい。
5/24に2回目のピクニックして以来、、1ヶ月半ぶり。。
成長した姿、頑張ってる姿、お姉ちゃんに見てもらわないと!!!
許可が出たため速攻旦那に電話。
保育園に送っていく最中だったそうですが、すぐに病院に向かうよう伝えました。
呼吸器の再変更
その電話から戻ると、担当ドクターが個室にいました。
そして、
「お母さん、せいちゃんの痰やっぱり多すぎて本人の負担が大きい。
換気量を確保して呼吸状態を良くするために呼吸器変更したけど、この状態を見るに、前のに戻した方が良さそう。
やし、早速今から準備が整い次第、前のVN500に戻すね。」
その言葉に
『ぜひ!ぜひそれでお願いします!!!』
と、すがりつくよう言いました。
本音を言えば、前の呼吸器に戻してほしくて仕方無かった。
色んな呼吸条件については詳しく分からないけれど、さしあたって今目の前で苦しんでいる痰から早く救ってあげたかった。
だから、ドクターのこの発言には心底ホッとしました。
良かれと思って行った呼吸器変更だけど、、それが違ったと判断したとき、すぐに元に戻すって再決断してくれて本当に良かった。。
ちゃんと判断してくれる、そういうドクターで本当に良かった。。。
再びVN500に繋ぎ替え、、
でも、前ハミングに変更した時みたいに、バギングでせいちゃんに負担を与えるのは避けたい!
それを私と同じく担当ドクターも強く思ってくれていました。
その旨を臨床工学士さんたちに、かなり強めにアピール。
なんとか、バギング無しで行えるようにしてくれとゴリ押し。
臨床工学士さんたちに申し訳ないと思いながらも、私は祈るのみ。。。
なんとか要望に応えよう、臨床工学士さんたちが念入りにシュミレーションを行っている中、、ついにお姉ちゃんが到着しました。
1ヶ月半ぶりのお姉ちゃん面会
久しぶりの病院でしたが、気後れすることなく面会準備の手順を踏むお姉ちゃん。
入室前の診察、手洗いを着々とこなす。
そしてNICUへ入室。
入り口に飾られてあった七夕の飾りを見て、大きな声で七夕の童謡を歌いながら、せいちゃんの個室まで行進してきました。
1ヶ月半ぶりの姉弟の対面。
個室に入ってからは、前と違って相当うるさくなった呼吸器に一瞬怯んだ様子でしたが、すぐにせいちゃんのベッドに上がり
「せいちゃん!!」
と嬉しそうに呼びかけてくれました。
「〇〇ちゃんのおとうとの、せいちゃんね。」
写真や動画を見ていたからか、久しぶりのせいちゃんもすぐに受け入れられた様子。
しばらく頭を撫でたり、童謡を一緒に歌ったりしてくれました。
ただ、せいちゃんは相変わらず痰は出るし、SPO2の落ち込みもひどい状態で、、
ぐったりしてずっと目を瞑った状態でした。。
結局お姉ちゃんが来ている間、せいちゃんは起きることなく、、、
あまり長居してもせいちゃんの負担になりかねないため、一旦お姉ちゃんは実家の方へ帰宅。
そして、、ついに呼吸器の変更が始まりました。
呼吸器切り替え劇
私もドクターも、看護師さんもみんなが緊張MAXの呼吸器再変更。
「バギングは無しの方向で」
というドクターの強い要請、、臨床工学士さんたちは応えてくださるのだろうか。
ドキドキしながらたくさんの人が個室に出入りしている様を見守る。
臨床工学士さんは4人。
こんなにたくさんの臨床工学士さんがNICUで一度に会している様を見たことない。
そこにドクター・ナースが数人。
個室の外からも様子を伺っている。
そして切り替え作業が始まった。
「それでは、、、切り替えますね。いきます!」
シュポ!!!
(0.3秒)
・・・・・・・
・・・・・・・
「よかった。無事終了です。」
えっ!!???
終わり????
ドキドキを大幅に裏切ってくれて、一瞬で切り替えは終了&成功。
なぜこんな一瞬でできたのか、、聞いてみると
どうやら、せいちゃんは呼吸器と共にNOの機械を接続しないといけないのが困難の元であったらしく、、、
NOが1台しかない為、
どうしても
①使っている呼吸器を外す→②NOの機械を外して新しい呼吸器に接続する→③新しい呼吸器を繋ぐ
の手順が必要だそう。
最初にVN500→ハミングに切り替えた時、時間がかかったのはそのせい。
②の段階でバギングを行わないといけないため、この手順を踏む以上どうしてもバギングは免れない。
そこで、
“どうする。。。。“
と色々臨床工学士さんたちの間で相談してくださって、
結局
1台しかないのは工業用のNO。
医療用のNOならまだ使えるのがある。
とのことで、先に新しいVN500&医療用NOを接続させておき、ハミング&工業用NOのセットと瞬時に入れ替えれるようにしたらしい。
最初からそうすりゃ良かったんじゃ、、、
とも思うけど、、
そもそもせいちゃん、もうNOの適応はとっくに切れていて、、、
今使っていた工業用NOは病院の持ち出しで行ってくれている治療。。
おそらく医療用のNOがすごく高価なんだろうな、、と思ってる。
(実際ふわっと前にそんな感じの話を受けた。)
だから、また医療用NOを接続するという行為はきっと色んなところに許可が必要な行為だったのではないかな、、と。
推測だけど。。。
でも、病院の持ち出しが増えてもなんでもいいから今せいちゃんの負担を少なくすることが第一!!
と判断してくれたんだろうな、、と思うと本当にありがたかった。
ずっと真剣に訴えてくれた担当ドクターも、朝から何時間もシュミレーションと下準備を重ねてくれた臨床工学士さんたちも、、
本当に本当にありがとうございます。
本当に、、ありがとうございます。。。。
呼吸器をVN500に戻したことで痰が劇的に減り、落とし込みも減ったせいちゃん。
久しぶりに下肢80台をキープ。。
よかったね、、せいちゃん、、、ちょっとハミングの呼吸器は合ってなかったね。。。
痰がいっぱい出て、だいぶ苦しかったね。
頑張ったね。本当に、、、本当に頑張った。。。
病院の人たちがみんなで一生懸命せいちゃんがしんどくないように呼吸器戻してくれたよ。
みんなみんなみんな、せいちゃんが楽になるように、少しでも良くなるように全力で考えて、ケアしてくれてるよ。
その日は夕方からおじいちゃんやおばあちゃんも来て、(お姉ちゃんだけじゃなく、一気に面会制限が解除に)
久しぶりの再会にせいちゃんはずっとご機嫌。
朝ずっとぐったり寝てた分体力も残っているのか、呼吸が楽になって嬉しいのか、、
全く寝ることなくキョロキョロ♪
結局ママの方が眠くなってきても起き通しのせいちゃん、、
ばあばとじいじが帰って寂しいのか泣き出しちゃったので、トリクロールシロップ飲ませてもらって今日はおやすみ。。
まだ下肢SPO2は40台だったけど、痰が少なくなったことで私の気も少し楽に。
今日も日付変わる直前に帰って倒れ込み寝。。。
よければ、応援よろしくお願いします。