あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

NICUレポ57〜せいちゃん血を吐く〜

こんにちは☀️

 

あきはママです。

 

7/15〜7/16

せいちゃん生後3ヶ月4週(修正0ヶ月4週)

 

 

久しぶりの体重測定&シャンプー

数日前の大ピンチを乗りこえた後、

デキサメタゾンの力を借りてか、はたまた家族パワーによるものか、

何かは分からないけど、、見えないサポート

そして、せいちゃんの頑張りにすがって、また計り知れない回復力を見せてくれると祈り続けていた。

 

ただ、、、

やはりそう簡単にグングン回復してくれるなんて甘いことはなく、、、

今回は不安定な状態が続いている。

 

SPO2値は90台を見せてくれるまで回復してきたけれど、

それでも酸素濃度は100%から全く落とせないし、NO濃度も限界突破の30ppmからいじれない

 

ちょっとした負担でガンとまた悪化しかねない雰囲気に、こちらも気が気じゃない状況。

 

ただ、、、

負担を避けようと、もう10日も体洗ってあげていないし、

体重なんかもっと、、3週間は量っていない。

 

体を洗わないことで容態悪化には繋がらないやろうけど、、

ただ、横で見ていて、やっぱりそろそろサッパリさせてあげたいなと思うし、、

正確な体重が分からないと、今のせいちゃんにとって必要な薬の量がしっかり投与できているか判断ができない。

 

今日の担当はせいちゃんが安定すると絶対のジンクスがある(私の中で)大ベテランの看護師さん。

 

「今日はどうしよっか?」

と朝イチ訪ねてきてくれた時に

(きっと看護師さんたちの中でも申し送りがあるだろうに、いつも私にせいちゃんの最近の様子と、今日のスケジュールを相談しながら決めてくれるのがすごく嬉しかった。)

私が、そろそろシャンプーしてあげたいと思っていると伝えると、、

 

「オッケー。せいちゃん夜診帯もだいぶ安定していたみたいやから、まず体重測定、そしていけそうならそのままシャンプーやっていこうか。」

と、心強く快諾してくれました。

 

ドキドキしながらせいちゃんに久しぶりの体重測定とシャンプーの予定を伝える。

 

せいちゃん、キョロキョロしているけど伝わってる??

 

肺高血圧のエポプロステロールの投与も行い、準備をバッチリにしてから、

担当ドクターも現れ、万全の体制で体重測定開始。

「前回量った6/24は1954gやったよね。

でもあの日は確かかなり浮腫んでいたし、、この間までのだいぶしんどい時期でミルクを減量していたことなども考慮すると、、

今回2000gを超えていたらいいかなー。

など話しながら、手際良く体重計の上にせいちゃんを乗せると、、

 

2080g!!

 

思わずみんな

 

おお!!

 

と一言。

 

せいちゃんすごいなぁ!!!

この3週間、すごくしんどかったけどちゃんと成長していたんやね。

 

「薬の量補正しないとなー」

 

と言いながら笑顔で担当ドクターは退室。

 

そのまませいちゃんがご機嫌そうなので、

 

「よし!お母さんいけるよ!!」

 

と看護師さんがこれまた凄まじい手際の良さでシャンプーを一緒にしてくれました。

 

所要時間最速でピカピカに仕上がったせいちゃん✨

心配していた落とし込みもそれほどなく、終わった時は思わず深いため息が漏れました。

 

せいちゃん気持ちよかったかな。

ママめちゃくちゃ必死やったけど、せいちゃんしんどくなかったかな。

せいちゃんがピカピカになってママは嬉しいよ。

頑張ってくれてありがとう。

 

この日は終始体調の良かったせいちゃん(やっぱりジンクスすごい。。)

抱っこもして、安心して20時には病院でバイバイ。

 

 

不安定状態から脱出できない

翌朝行くと、昨夜は少し不安定やったようで、

SPO2値下肢60台くらいの時間もまあまああった様子。

 

せいちゃん、、昨日あれだけ絶好調だった分、皺寄せがきてしまったのかな。。。

「痰が溜まっていそうだし、うつ伏せの体位多めでコロコロ動かした方がいいかも」

などと夜診担当の看護師さんと相談している間にも、

 

せいちゃんが咳き込んだので痰を吸引したら、、何やら茶色の痰が。。

 

「なんだろう。。

この感じ、、血っぽいね。。。

 

不安を感じつつ、、

そのまま日勤の看護師さんに引き継ぎ、ケアを行うと、、

 

胃管のチューブから赤っぽいものが混じった黄色の液体が大量に戻ってきた。

 

結構今までどんだけ苦しい状態にあってもお残ししなかったせいちゃん(だからこそ体重もちゃんと増やしてきた)が、とてもとても珍しいミルクのお残し。。

16ml中4mlも・・・。

しかもどうやら血が混じっている様子。。

 

痰にも胃の内容物にも血が混じり、SPO2値は70/50くらいでエンエン泣いているせいちゃん。

 

もう一気に不安でいっぱい。

 

なに?今度は何が起きた??

 

担当ドクターがまもなく見にきてくれて、説明してくれた。

 

「血を見る限り赤い色に近いし、新鮮な血だと思う。

チューブで少し消化管が傷付いたのかも

どうしても毎日交換はするし、固定はしていると言ってもせいちゃん自身がチューブを引っ張ることも多いし、そういうことが起きる可能性はある。

ただ、ミルクを残していることがすごく珍しいし、このまま続かないか、悪化していかないかまずは様子見るね。」

 

頼むからこのまま落ち着いて、、

 

そう祈りながらせいちゃんをひたすら見守る。

 

SPO2値は起きていると70/60くらいだけど、寝てると途端に90/90くらいで安定する。

きっと今のせいちゃんは起きているだけで負担なんだろうなと痛感しながら、

なるべく穏やかに過ごせるように、、

 

ただ、こちらがそれだけ真剣に祈りを込めていても

調子悪い日はとことん悪いみたいで、夕方からはエンエンと黄昏泣き

 

泣くとまた血混じりの痰が出てくるし、SPO2値も下がってくるしで、

もう、なんとかなんとか泣き止んで!!

 

看護師さんにベッドをセットしてもらって、必死の抱っこ&ユラユラ

ベッドに座った状態でのユラユラは、完全に腕の筋肉のみでやらないといけないから

凄まじい筋トレやし、汗だくだけど、せいちゃんが泣かずに、肺のダメージを防げるならと必死に揺らし続ける。

 

それでも今日は寝ないし、揺らすのを止めるとすぐ泣き出すしでなかなか手強いせいちゃん。

結局抱っこして3時間、私の奮闘虚しくトリクロールシロップが与えられ、しばらくしたら根負けしてスヤスヤと寝付いたせいちゃん。

 

やれやれとベッドに戻すも、こんな時にまさかの背中スイッチ!?

さらに泣きが始まるも、うつ伏せにしたら大きい痰が出て、落ち着いたのかようやくスヤスヤ。。。

 

ミルクの中の吐血に関しては朝に出たのが最大で、後は2回に1回お残しも1〜2ml返ってくるかどうか、、

しかも赤い線がちょっと混じってるかどうか位になっていた。

(まだこの時ミルクは1日12回の1回16ml)

泣いている時は痰の中にも血が混じっているのがたくさん見られたけど、安静にしているときはそこまで見られない。

 

どうやら少しはマシになっている、、かな。

 

腕の筋肉はもちろん、腹筋やよく分からない肩のインナーマッスルなど上半身全体が悲鳴をあげていたけれど、、

最後スヤスヤ眠るせいちゃんがSPO2値100/100を見せてくれたので全ての疲れが吹き飛んだ。

 

安らかに寝ているその寝顔を見るだけでこちらも安らかな気持ちになり帰れました。

 

 

せいちゃん、

今日は血も出てしんどかったね。

エンエンよく泣いていたね。

ただただ、、、

ただただ、、、

せいちゃんがしんどくなく、

ご機嫌に過ごせればママは嬉しいよ。

そのためにはどれだけでもせいちゃんをユラユラするからね。

肩と腕の筋肉バキバキのムキムキになっても、、

せいちゃんがユラユラして気持ちいいなら。

いくらでもするからね。

 

大好きだよせいちゃん。

 

 

 

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