こんにちは☀️
あきはママです。
せいちゃんが亡くなって、社会復帰の目処もつかず、、
ただただ太陽が登って、月が顔出す姿を眺め、彷徨う日々、、、
1日1日気持ちは上下しながらも、お仏壇を決めたことで、少しだけ前向きな気持ちにもなってきました。
仕事の復帰は「最悪もうなるようになれ」と思っていたけれど、せいちゃんの四十九日だけは時間期限ありで、しっかり勤めあげたい。
そこに必要なお仏壇を、自分の納得する形で準備できたことが、ざわつく心を落ち着ける一つの要因になったと思います。
それでも、まだアルバムを作れる精神状態にはならず、、
NICUの個室でやっていたのと同じように、部屋中にせいちゃんの写真を貼ることで、徐々に心は慣らしているけれど、いざスマホのカメラロールを開けるともう難しい。
特に動画は少し見るだけで、愛おしさが込み上げてきて。
せいちゃんが動いている姿、キョロキョロとこちらを見つめる目、NICU独特の人工呼吸器の音、、
せいちゃんは恋しいはずなのに、直視できない、、、
自分でも難しい、どうにも説明できないような心境にありました。
アルバムはまだ難しいとしても、どうにかできることから少しずつ前に。
次の一歩として、せいちゃんのCT結果を聞きに行くことにしました。
このCT結果を聞きに行くという行為。
私の中では、単に結果を聞きに行くだけ、というだけでなく、とても大きな意味合いを持っていました。
まず、担当のドクターがわざわざ取ってくれる時間、こちらも聞き残しがないよう準備していかないといけない。
それに、聞きたいこともそうだけど、今までの治療に対して、こちらがどれだけ感謝しているか、お礼の気持ちも整理して伝えたい。
そして何より、、CT結果を聞きに行ったら、もうそれ以上NICUに行く理由が無くなってしまう。
ちゃんとした理由あって、NICUを訪れることができる最後のチャンスだと思っていました。
あれだけ毎日通ったNICU。
スタッフの人とせいちゃんを交えて過ごした、とても楽しくかけがえのない日々。
でも、もうあの日々には戻れない。
NICUに行きたくても行けない。
みんなに会いたくても会えない。
だからこそ、このCTを聞きに行くというイベントは、理由あってNICUをまた訪れることができる貴重な機会。
そうやっていろいろ思うことあり、“CT結果を聞きに行く“という行為は、とても大きなイベントになっていました。
NICUの方からは、日付を指定されることも、いつまでにと期限を指定されることもなかったです。
「お父さん、お母さんの都合のいいとき、いつでもいいからまた連絡してね」
と言ってくださっていました。
そういう優しさがありがたい。。
パパと話し合って、四十九日を迎えるまでには、しっかり結果を聞いておきたいね。となりました。
また、私が散々モヤモヤしている産科の方の問題(caosなのになぜ破水後〜)も、四十九日までに、できたら気持ちの整理を付けておきたいね。と。
そこで、四十九日までにパパの仕事の都合のつく日でNICUに電話したところ、そちらは一発で日程決定。
ただ、産科の方は、、
「外来で予約とってもらうことになるけれど、○○先生(産科の担当ドクター)の予約なら1ヶ月後まで空きが無いです。
もしくは、その日の当日受診として、待ち時間は発生するけれど、予約の合間にお話ししてもらうかになります。」
とのこと。。
全然あかん。。
でも、そう言われたら仕方ない。当日受診として外来待ちすることにしました。
その日までに、心の準備と、お礼の気持ちは手紙にしたためました。
NICUの皆さん、担当ドクターへ。
涙で便箋が濡れてしまい、何度も書き直しになりましたが、
修行のように何度も何度も。数日かけてようやく書き上がりました。
そして迎えた当日。
せいちゃんの代わりに、一心同体だった赤い恐竜さんを一緒に連れて。
まず産科で外来当日予約を取ろうと思いましたが、まさかの急な担当変更があり、私の担当ドクターは今日外来にいないから、日を改めてくださいとのこと。
なんてこったい。
妊娠していなかったら、ドクターを指定して会うのはこんなに無理ゲーなんですか。
でもそう言われた仕方ない、、、
NICUの方のCT説明だけはしっかり受けさせてもらって帰ろう。
NICUの方は担当ドクターと、副担当のドクター、それに看護主任と担当看護師さん、手厚く迎えてくれました。
久しぶりの顔ぶれを見ただけで込み上げてくるものがありました。
向こうも「久しぶり〜」と明るく言ってくださり、赤いせいちゃんを抱っこしたり、
カメラマンさんが撮ってくれた家族写真を涙を流しながら見てくださいました。
そして本題へ。
やはりCTを見ても慢性肺疾患の症状は悪化していたそうです。
ただ、あの状態では気胸が起きたと仮に分かっていても、もうこれだけ頑張っているせいちゃんの胸に針を刺したり、積極的な治療は行わなかっただろうと。。
おおよそ、今まで治療を受けていたときに聞いていた説明通りの症状でした。
ただ、CTを撮ったことでもう一つ分かったことが、
あれだけの酸素需要が必要な状況でも、脳は十分に発達していたそうです。
眼科も卒業し、目はしっかり見えていたと言ってもらえましたし、
これだけ脳がちゃんと発達していたら、こちらが言っていることもちゃんと分かっていたんじゃないかって。
それが本当に嬉しかったです。
せいちゃんが生きた4ヶ月半、私たちの言葉は届いていたんだと。
あそこに詰め込んだ私たちの想いは、ちゃんとお空に持って行ってくれたんだと。
一通りの説明が終わってから、再び写真を見たり談笑していたときに、
ドクターが「そちらから気になることはないですか?なんでも聞いてね」と言ってくれた時
『こちらの方では気になることはないけれど、産科のドクターに聞きたいことがあるんですが、全くアポが取れなくて。。』
と、経緯を説明すると
「んなわけあるかい。」とドクターたちもやや憤慨。
NICU側からも産科ドクターに伝えておくよと言ってくださいました。
最後にお手紙を渡して、、NICUへのCT結果を聞きに行くというイベントは、後悔なく、温かい時間として終えることができました。
大切な思い出を作り出してくれたスタッフさんに改めて感謝を述べ、、、
最後気胸になりながら、体温を落としながらも頑張り抜いたことを、、その日改めてせいちゃんに感謝しました。