あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

予定帝王切開〜出産〜

こんにちは☀️

 

あきはママです。

 

第三子ふーちゃんの妊娠記録を綴らせていただきましたが、とうとう出産日について、書いていきたいと思います。

 

ふーちゃんの妊娠経過をまとめると、

妊娠発覚直後から大事を取って休職させていただき、初期はひたすら安静に過ごし、中期に切迫流産の疑い(子宮頸管長が短いかも?)でリトドリンを服用することになりましたが、その後は特に異常なく、順調に臨月を迎えることができました。

 

臨月になってすぐの37週での帝王切開になることになったふーちゃん。

せいちゃんの時は、いつ産むのか、、毎日なんとも言えない気持ちで過ごしている中、当日の朝に「今日の午後、帝王切開しようと思う」と告げられ、名目上は緊急帝王切開という形での手術でした。

それに比べると、今回は余裕を持った予定帝王切開

手術前日に満を持して入院したけれど、前日の夜から絶食する必要があったなんて、逆に目から鱗といった気分。。

やはり、産まれるまでは不安はゼロにならないとはいえ、無事にここまでこれたことへの安心感でいっぱいでした。

 

その日の夜はなかなか寝付けず、、、懐かしい病院の個室の様子に当時を振り返ったり、、明日には感じられなくなる胎動の動きを静かに感じていました。

 

翌日、心も体も準備はばっちり、、、のところで、まさかの来訪者が。

 

せいちゃんの時に、ずっと診続けてくれた担当ドクター。

「わー!本当にせいちゃんのお母さんだー!」

と言って入ってきてくれました。

 

まだまだコロナが落ち着く気配もない時代。

せいちゃんが退院した時は、NICUのスタッフさんたちが「また、遊びに来たくなったらいつでもきてね」と言ってくれたものの、入院している赤ちゃんたちの両親までも面会制限が入っているなか、おいそれとは行くこともできず。。。

あれだけ毎日顔を合わせ、せいちゃんのことを必死に考えながらも、時にはたわいもないことで盛り上がったりしたスタッフの人たち、退院したと同時に、そのコミュニケーションが急に無くなることも、とても哀しく感じていました。

 

特に、朝晩土日関わらず、ずっと尽力してくれた担当ドクターは大好きだったし、折につけ「元気にしてはるかな。。。」と思っていたので、手術直前のこのサプライズ登場には思わず涙。。。

 

手術前のに激励に来てくれたと共に、

「お母さん、帝王切開で生まれるベビちゃんは絶対GCUで1泊してもらうことになってるんだけど、お母さんの赤ちゃんは私が今日絶対責任持って担当するからね!安心して産んできて」

と言ってくれ、、、

またこの病院に戻ってきて、そして、信頼できるスタッフのもとに出産ができることのありがたさを、心の底から感じました。

 

 

そして訪れた手術の時、看護師さんたちが温かく迎えにきてくれ、、

手術室の扉の裏から聞こえるドクターの談笑。

本当は不謹慎な!ってなるところかもしれませんが、、前回の手術があれだけ切迫した空気の中で行われたのに対し、

「あぁ、ドクターもそれだけ肩の力を抜いてできる手術なんだ」

と思えたこと。

また、せいちゃんの時に取り上げてくれたのと同じドクターが、今回もわざわざ私の手術のために予定を調整してくれたことを知っていました。

いつも柔らかく、緊張感を与えないそのドクターの雰囲気が大好きだったので、扉の外から聞こえてくる笑い声に、こちらもとても和みました。

 

しかし、手術が始まるとやはり、さすがのドクターも真剣な表情。

逆に、麻酔科のドクターが麻酔深度の具合を見ながら、色々と体調を伺うような話から雑談混じりの内容まで、色々話しかけてくれました。

(また次回に記載しようと思いますが、今回はせいちゃんの時と違い、硬膜外麻酔での帝王切開となったため、麻酔科のドクターが同席してくれていました)

麻酔に弱い体質なのか、定期的に吐き気に悩まされましたが、嘔吐には至ることなく、、、

 

ついに、第三子、ふーちゃんが誕生しました。

 

せいちゃんの産声は本当に一瞬。。。あのひと声を今でも忘れないように必死になっているのに対し、なんてしっかりした産声。

また一瞬しか顔を見ることが出来ず、すぐに大勢のNICUスタッフに連れて行かれたせいちゃんと違い、

ずっと横にいるふーちゃん。

「お母さん抱っこしますか?」

と聞かれ、カンガルーケアまでさせてもらえました。

 

「あぁ、、、無事に生まれた。。。。無事に生まれた。。。」

ここまでこれたことへの感謝。。

体重もエコーで予測していたよりもしっかりあり、2760gもありました。

 

せいちゃん、見てる?せいちゃん、せいちゃん、、、、

 

手術中はおおよそ泣いていて、いろんな感情で溢れかえっていました。

 

しかし、浸り続けることもなかなかできず、やはり最後まで定期的に訪れる麻酔による吐き気で、ちょっと体力的には厳しめ。

 

縫合が終わり、手術が無事に終わってから部屋に帰った後も、パパに「ありがとう」「無事生まれてよかったね」的な会話をした後は

吐き気でチーン。。。。

 

無事に生まれたらもう本当になんでもいい。

GUCに行った我が子は絶対大丈夫。

その安心ももらったので、無事に産まれた安堵感から、その日は気絶するように眠りました。。。