あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

切迫早産31〜術後1日目 この痛みで歩くの!?&初めてのNICU〜

こんにちは

 

あきはママです。

 

帝王切開レポに対して、みなさまスターなどくださり、ありがとうございます。

 

退院するまでの経過、もう少しだけ切迫早産レポとしてお付き合いください。

 

 

 

少しでも動くと痛い

 

帝王切開手術の翌朝

 

痛い。。。

 

何って痛い。

 

少しでも足を動かしたり、体を横にずらそうとすると痛いし、

 

かといってずっと同じ姿勢で寝たきりだと背中が痛いし。。

 

 

なんだこれは。。

 

 

帝王切開に対して全然調べてなかったので

 

ここまで術後辛いとは思いませんでした。

 

痛み止めの点滴は入っているけど、、効いてるの?これ?状態

 

 

ただ、確か術前に

 

辛いけれど、翌日から歩いてもらうね。

歩けば歩くほど、傷にとっては良いから。

 

と看護師さんが言っていたのを思い出し。

 

何しても痛いなら、いっそ早く歩くでもなんでもして、傷口回復させたい!

 

こんな状態じゃNICUの赤ちゃんにも会いに行けないし、、

 

とりあえず早くなんとか!!!

 

 

歩行開始

 

10時に看護師さんが来て、歩行練習が始まりました。

 

まず、ベッドから床に足を下ろして座るところから。

 

電動ベッドのリモコンをフル活用して、なんとかまず、ベッド上で起き上がろうとしますが、

 

それすらもいっぱいいっぱい。

 

これだけの動作になぜここまで汗をかかないといけないのか。

 

1cm動かすごとにすごい汗。

 

足を片方ずつ床に下ろすときがマックスで汗だく。

 

なんとか両足を床に下ろしたところで、すでにやりきった感。

 

 

次は、ここから立ち上がる!?

 

立ち!?

 

かつ上がる!!?

 

この痛さで意味不明。

しかしやらねばなりません。

 

点滴の支柱と看護師さんの介助ありでなんとか立ち上がり、

 

なんとか個室内のトイレまで歩行完了。

 

お腹は伸び切らず、くの字だし、足はプルプル。

 

 

やりきった。。。

 

 

ベッドに再度寝るのも一苦労で、、やっと終了しました。

 

 

次からは一人でトイレへ

 

トイレまで行くという過程が一連できたとみなして、

 

え!!?今ので!!!??

 

導尿管が抜かれました。

 

これで、次からは自力でなんとかトイレに行くか、漏らすかの二択です。

 

 

この歳で無様に漏らしたくなかったら、なんとか歩いていけ

 

 

と、もはや脅迫まがいのリハビリや、、と恐怖を感じました。

 

でも、、、やはり漏らすのは嫌だったので、10分ほどかけて、、ゆっくりゆっくりなんとか一人でトイレに行きました。

 

 

NICUドクターの説明

 

トイレに行くだけで汗だくになっていると、NICUドクターと旦那が来て、赤ちゃんの容態について説明会が始まりました。

 

・昨日説明していた肺の状況が思ったよりも悪く最大限のサポートを必要としている

 

・おそらく羊水がない時期が長かったことに加えて、血液混じりの羊水をずっと飲んでいたことにより肺が炎症を起こしているのが原因

 

・肺に対してかなり強いサポートをしていることで、気胸や、心臓、脳に対するリスクも高くなっている

 

とのこと。

 

必死に必死になんとか痛みを克服し、NICUに行こうと励んでいたところ

 

この良いとは言えない報告に、また涙はボロボロ

 

頑張る気力も削がれる気持ちになってしまいました。

 

でも

 

NICUスタッフはできる限り最適なサポートをし続けます。

しかし、パパとママが来て触れてあげたり、声を聞かせてあげるだけで、

赤ちゃんは最も安心します

私達には無い力を持っていらっしゃるので、できる範囲で会いに来てあげてください。」

 

と受け、

 

やはり

 

何が何でも会いに行かなきゃ

 

ここで痛みと報告にしょげていても何も、何も始まらない

 

旦那に先にNICUに行ってもらい、

 

なんとかんとか車椅子に乗せてもらい、NICUへ。

 

 

初めてNICUで見た我が子の姿

 

事前に説明を受けていたとおり、初めてNICUで見る我が子は

たくさんのチューブに繋がれていました。

 

「これが胃に繋がっていて直接母乳を流すチューブ

これは酸素を送り込むチューブ

CO2を測る機械、血液検査用に動脈血に繋がるチューブ」

 

一つずつ、看護師さんが丁寧に説明してくれます。

 

 

予定日より3ヶ月早く

 

874gでこの世に生まれ

 

肺が大きなダメージを負った状態で

 

外の世界での適応を余儀なくされた我が子

 

すごく、すごく逞しかったです。

 

涙が次々に出てきました。

 

こんな小さい姿で生んでしまって申し訳ないという思い、

 

最初から呼吸苦しくこんなにも頑張らないといけないのが可哀想

 

もちろんその思いもあります。

 

ただ、それを超えて

 

生きる姿が美しく、神秘的で、

 

生きていてくれることにただただ感動しての涙

 

 

痛い痛いと騒いでいる場合ではないと確信しました。

 

 

この子と一緒に、ママも一歩ずつ前を向いて歩いていかなきゃ。

 

 

帰って、普通食のお昼ごはん

(お粥とかではなくいきなり全力分娩食)

 

なんとか食べれるところまで食べました

 

少しでも早く回復して

 

たくさん栄養のある母乳出して

 

赤ちゃんに会いに行かなきゃ