あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

NICUレポ64〜せいちゃん感染〜

こんにちは☀️

 

あきはママです。

 

7/30〜31

 

せいちゃん生後4ヶ月1週(修正1ヶ月1週)

 

 

面会制限解除

発熱しているお姉ちゃんを寝かしつけながら、せいちゃん大丈夫かなぁ。。。

とソワソワ。

でも、過剰に心配しすぎていても良くない!

せいちゃんを信じよう。。。

 

そう思って過ごしていたけれど、、、

 

17時頃、、、

夕食の準備をしていたら、、

 

病院から電話。

 

スマホの着信通知画面に病院の名前が表示されているのを見て、心臓が凍りそうになる。

 

でも、早く出ないと、、

大きい病院だから、折り返しになると、総合受付とかを通さねばならず時間がかかる。。

 

なんてことない電話。なんてことない電話。

心配しているだろうと容態をわざわざ報告してくれただけ。。。

 

祈りながら出る。

 

しかし、、、

 

電話口は担当ドクター

 

無情にも

 

「お母さん、急にごめんね。

せいちゃんなんやけど、、、あれからもあんまり良くなくて。

CRP測定してみたら2.3やった。

せいちゃんもお母さんが来てくれた方が心強いと思って。

こちらから面会制限かけておいて申し訳ないんやけど、来れそう?

お母さんは症状出ていないよね?」

 

良くない。。。。

感染。。。。。

 

わざわざ担当ドクターから電話して、面会制限を解除するなんてよっぽどの事態。。。。

 

迷いなく、即答で『行きます』

 

と返事。

在宅で仕事をしていたパパにお姉ちゃんを任せ、電話を聞いた勢いそのまま家を飛び出す。

 

道中の電車はもう頭がおかしくなりそうだった。

せいちゃん、せいちゃん、せいちゃん。。。。

 

気を紛らわすためTwitterで呟いたり、Yahoo!ニュース見たり、、

吐きそう。

 

18時過ぎ到着。

「お母さん早かったね。いきなりごめんね。」

 

もう勤務時間は過ぎているにも関わらず待っていてくれた担当ドクター。

 

せいちゃんの個室に入って絶句した。

 

MAXだと思っていた呼吸器の条件がさらに引き上げられていた。

呼吸器の条件だけじゃない。

鎮静のための麻薬や向精神薬も、数日前減量していきたいと話していたところなのに、、

減量どころか何倍にも引き上げられている。

 

話を聞くと他にも鎮静剤を静注したり、肺高血圧のエポプロの点滴もかなり上げたって。

 

日中ずっと調子が悪く、お母さんがいないから怒ってるのかな、、とも思っていたけど、

あまりに悪いから血液検査したらCRPが2.3だったとのこと。

 

せいちゃんは様々な鎮静を受けて今は爆睡。

ドクター曰く、今やっと落ち着いた、、って。

 

「せいちゃん、お母さんが来るのがわかったのかなー。

あんだけ泣いて、まんまと先生お母さん呼んじゃったわー。」

 

SPO2値は95/85くらいでそんなにすごく悪くないように思える。

でも、、、日中は本当に大変だったんだろう。。

 

色んな条件も最終はこの値になっているけど、記録を見ると、相当小刻みに増量されているのが分かる。

 

 

せいちゃん、せいちゃん、せいちゃん。。。。。。

ごめん、ごめんね。。。。

しんどくて、寂しくて、ずっと泣いていたんやね。。。。

お母さん、そんな時に居なくて本当にごめんね。。。。。

先生がもう居てもいいよって。

だからずっとずっといようね。

 

 

私が来てからも、さらにレントゲンを撮ったり、輸血を開始したりと、、

日勤帯は終わっているにも関わらず、せいちゃんへの処置は続く。

 

それでも、、色んな条件UPが効いているのか、本当にママが来て安心したのか、、

せいちゃんは22時にはSPO2値99/99。

起きちゃうとベースはやはり80台くらいまで下がるけど、寝てればまあまあな値を見せてくれる。

 

日中に鎮静剤が散々追加されたことで、ゆっくり寝てくれるだろう。。。。

と思いきや、結構起きているせいちゃん。笑

日付変わってもまだ起きてきて、母がいるのを確認しているかのよう。

 

大丈夫だよ。せいちゃん。ここにいるからね。

 

ぐっすり寝付いたのを確認し、着のみ着のまま状態で飛び出してきてしまったため、一度実家に帰りました。

お姉ちゃんの風邪ウイルスか何かをもらっている可能性はあると思うし、、、

ここで私自身が発症してしまったら、今度こそせいちゃんのところには居られなくなる。

そうならないように、、まずは食べて寝ないと。。。

 

 

脈が下がる

翌朝

お姉ちゃんの熱はすでに下がって平熱とのこと。

とりあえず、お姉ちゃんは回復してよかった。

ただ、おそらく夏風邪だろうとは言われたけど、PCRの結果も出ていないため、念のため保育園はお休み。

パパ在宅で、おばあちゃんが実家から逆に京都まで行ってくれることに。

 

私は朝イチでせいちゃんのところへ、、

 

朝方起きた時、機嫌は良いにも関わらずSPO2値が下肢40台まで一気に下がったとのこと。

それがあって、また鎮静剤多めに入れたので、今のところは安静に寝てくれています。。って。

 

せいちゃん。。。

昨夜はまた持ち直したかと期待を込めたのに、、、

 

実際私が来てから見ていても、寝ていたらまだ安定しているSPO2が、うつらうつら起きただけで一気に下がる。

 

これ、前みたいに咳込んだり、ぐずったりしたら大変なことになっちゃうんじゃ。。。。

 

そう不安に思っていたら、、、まさにそれが現実に。。

正午ごろ、痰を引いたタイミングで覚醒&泣きだしてしまった。

 

一気にSPO2値が50/30まで下がる。

 

そして、、、、

SPO2値だけじゃない。。。

脈も下がりだした。

 

90台での徐脈状態が続く。

 

せいちゃん、SPO2値がこれだけ下がるのは、今までにも経験あったけれど、

脈まで下がるのは初めて。

 

その証拠に、ドクターたちがアラームを聞きつけ何人か部屋に入ってきた。

 

耳をつんざくような高いアラーム音が響く中、緊迫した状況が続く。

 

担当ドクターがさらに鎮静剤の点滴をUPし、エポプロの濃度も一気に増量。

 

せいちゃん自身はもう泣き止んでぐったりしている。

 

脈が下がった時の状況を看護師さんや私に確認しつつ、集まってきたみんなでモニターを見守る。

 

 

幸い、、、しばらくするとゆっくり脈も、SPO2値も回復してきた。

 

危険なところからは抜け出したと判断されたのか、、

集まっていたドクターたちがぞろぞろと個室から出て行った。

 

もう何度目だろう。

こうしてせいちゃんの横にいて、時が止まるような、

泣きだしたいくらいの緊迫した時間を送るのは。。

 

限界ギリギリだったせいちゃんの容態、、、

悪化したら後がない状況で、いつ悪い方に傾いてしまうのではとヒヤヒヤした日々を送っていた。

 

それが現実になってしまった。

 

なんで、なんで、、、

感染症が原因。。。??

ママがお姉ちゃんの風邪のウイルスを持ってきてしまった。。??

 

ずっと、生まれた時から「感染とかには一番気をつけないと。」「感染とかがなかったら〜。」

「挿管している以上、そこらへんの菌でも、ウイルスでも、いつでも感染する可能性があるから。」

と、感染がどれだけ注意をしないといけないものか。

目に見えない菌やウイルスが、この小さい体をどれだけ一気に蝕むか、、

NICUスタッフのみんなが話す一言、一言で大体感じてはいた。

 

ただ、今までもせいちゃんCRP値が上昇して、感染の兆候が出ていることは何度かあった。

そのたびに少し浮腫んだり、少し酸素需要が高くなったりはしたけど、、

しばらくすると回復してくれた。

 

油断していたのかも。

今のこの限界状態で感染、、、

もうせいちゃんの肺はわずかなウイルスにも、菌にも耐えられないかもしれないのに。。。。

自分の油断が最後せいちゃんを苦しめることになったのだとしたら。。。。

 

とめどなく涙が流れてくる。

でも、

でも、、、

横で私が泣いている場合じゃない。

せいちゃんにできることを、せいちゃんのサポートを、少しでも楽になれるように。。

 

また、必ずせいちゃんはピンチのところから回復してきてくれると願って。。

 

 

せいちゃん、せいちゃん

しんどいね。。 

今バイキンがせいちゃんに悪さしているけど、

お薬も手伝っているし、 なんとか、なんとかバイキンやっつけようね。

ママいるからね。

せいちゃん、何回もすごくしんどいところ頑張ってくれてありがとう。

ありがとう。せいちゃん。

 

 

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