あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

NICUレポ65〜深夜の呼び出し〜

こんにちは☀️

 

あきはママです。

 

7/31~8/1

 

せいちゃん生後4ヶ月1〜2週(修正1ヶ月1〜2週)

  

 

初めてのクレーム

徐脈後、色んな条件をアップしたことで多少回復はしたものの、

その後もSPO2値は上肢70台/下肢50台くらい。

一段階さらに悪化したと感じる。

 

感染症が原因だから仕方ない。。

でも、昨日自分が面会制限になっている間に一気に悪化してしまったものだから、、、

なんとかもう少しダメージを和らげることはできなかっただろうか、、とついつい思ってしまう。

 

そして、昨日のせいちゃんのケア記録を見ていると、、、

ずっと気にしていた朝8時の体交が、昨日もされていなかったことに気づく。

 

かれこれ4日連続。

何度も、色んな人に声をかけた。

それなのに。。。なんで。。。。

この時間の体交ができていないと、その後調子が優れないってはっきり分かっているのに、、

昨日、感染した中で、痰も溜まっていて、、辛かっただろうせいちゃん。。。

 

もう連続4日とあって、さすがに私のモヤモヤも限界を突破。

個別に看護師さんに言ってもやってもらえない可能性があるなら、もう師長さんに言うしかない。

せいちゃんがこんなに悪い状態なんだから、もう一つたりとも妥協できない。

遠慮している場合じゃなく、絶対これは言う!!

 

そう固く決意し、師長さんに話すタイミングを伺う。

幸い、せいちゃんが少し安定している時に師長さんが様子を見にきてくれた。

 

この4日体交をしてもらえなかったこと。

それは特に私も気にかけていることで、なぜ申し送りが届かないのか不思議で悔しい。

私がずっと付き添っていないといけないような気持ちに追い込まれるので、必ず徹底してもらいたい。

 

それらの話を師長さんは真剣に聞いてくださり、

そして申し送りの不備と、それにより私に不安を与えたことについて、真摯に謝ってくださいました。

さらに、明日以降は絶対漏れのないよう、徹底すると。

 

「言いにくいだろうに、伝えてくださってありがとうございます」と最後には言ってくださいました。

 

しかも、その話をしてすぐ、今日の夜勤の看護師さんたちでミーティングがあったのか、

看護師さんの一人が飛んできて

「お母さん、ほんっっっとにごめん。

8時の体交の件、昼の看護師さんから聞いていたのに、私が忘れてん。

今師長から聞いた。ほんっとにほんとにごめんなさい。」

2日前に担当してくださった夜勤の看護師さんでした。

 

 

せいちゃんが生まれてから4ヶ月。

正直かなり手厚くしてもらっていると思うし、このコロナのご時世にかなりこちらの我儘も聞いてもらっている。

しかもその間ほとんどNICUに住み着いているような状態で、

どの看護師さんもかなり打ち解けて話せるようになり、居心地の良い存在。

 

クレームをつけることにすごく躊躇いと遠慮がありました。

 

それでも、しっかり私の話を聞き入れ、100%受け止めてくれた師長さん。

それにすぐ謝りに来てくれた看護師さん。

やっぱり、改めて本当に素敵なNICUだと感じました。

 

私も、しっかり伝えれたことで、毎日毎日モヤモヤしていた胸のつかえが無くなり、、

また心を落ち着けて、今のせいちゃんと向き合う気持ちになれました。

  

 

パパと交代

この日はお姉ちゃん解熱後の様子見で自宅待機。そのお世話を私の母。

パパは自宅で在宅勤務。

 

明日は土曜日なので、元から家族揃って実家にお世話になる予定だけど、、

パパもせいちゃんの様子気になるだろうし、お姉ちゃんの体調がスムーズに回復しているようだったら今日の夕方からこっち来る?

そう聞くと、迷わず

「せいちゃんのところに行きたい。今日中にそっち行かせてもらいたい。」

とパパ。

実家の母たちももちろんOKとのことだったので、仕事終わりそのままみんなで実家の方に移動。

パパはその足で病院に来ました。

 

パパにとって5日ぶりのせいちゃん。

4連休の最終日に会って以来。

その時に比べて、格段にしんどそうな我が子の姿。

 

「せいちゃん、がんばってるね。うん。うん。。」

 

今のせいちゃんの状態をパパに申し送る。

今日の夜診はせいちゃんがやたら痰を出すというジンクスのある看護師さん。

相性の良い看護師さんが来てくれて私も少し気持ちが和らぎました。

 

お姉ちゃんのお風呂&寝かしつけのため、今夜はパパと交代。

祈りながらせいちゃんに「おやすみ」を伝えて。

 

お姉ちゃんは最近流行りのお風呂イヤイヤ大発動。

お風呂入るのに1時間以上かかる手こずり具合。

そもそも2歳。イヤイヤ期真っ盛りやもんね。。

仕方ないとなだめすかしてお風呂→寝たのが22時過ぎ。

 

パパも24時過ぎには帰ってきた。

せいちゃんはその後謎の赤いポツポツが体にできて薬疹騒ぎがあったけど、

呼吸面は落ち着いたようで、痰もゴロゴロ出てSPO2値90台まで回復したって。

 

よかった。。

せいちゃん、、またゆっくりかけて回復していくしかないか。。

 

そう思い眠りにつきました。

 

 

深夜の呼び出し

そうして寝付いたのですが、、

突然のスマホのバイブで一瞬で目が覚めた。

AM3:32。着信元は病院。

 

着信画面を見ながら一瞬で目が冴える。

こんな時間に電話するなんて、確実にまずい状態。

 

出ると、

先ほどせいちゃんが起きしなに泣いてしまって、

SPO2値がいきなり上肢50/下肢30まで下がってしまったとのこと。

そこから30分ほど経つけど全然回復してこない。

念のため、近くにいるなら来てほしいとのこと。

 

パパも電話していることに気づき起床。

せいちゃんの容態を伝え、お姉ちゃんも寝ていることから、とりあえず私だけ病院に行くことに。

 

せいちゃんのところに着くと、SPO2が落ち込んでから小一時間経っているにも関わらず

やはり回復しきらず54/42だった。

明らかに顔色が良くなく、ぐったりしているせいちゃん。

 

私の到着を待って、ドクターたちと看護師さんから提案。

 

「SPO2が今極めて低いから、動かすのも怖くて様子見てたんだけど、どうにも回復してこない。

ちょっと賭けにはなっちゃうんやけど、今仰向けでせいちゃんが一番苦手な体位やから、

それを思い切ってうつ伏せにしようと思う。

お母さん、良い?

 

万が一の急変を恐れて、体交すること自体も私が来るまで待っていてくれたらしい。

私としてもせいちゃんの楽なうつ伏せにすることは賛成だったので、お願いします。と答えた。

 

その日の夜勤担当のドクターたち、そして看護師さん、可能な限りの人が集まる中、せいちゃんをゆっくりゆっくり体交。

幸い、それ以上強くSPO2値が落ち込むことはなかった。

 

ただ、これで回復してきてくれれば、、と思ったけれど、

それ以降もせいちゃんは苦しそうに肺を上下させていて、、、

SPO2値も全く上がってこない。。。

せいちゃん。。。。。

 

結局そのまま朝を迎え、日勤の人たちが出勤してきた。

せいちゃんはずっと寝ていて、、たまに起きている?と感じる時もあるけれど、目を開けるのも辛そう。

 

またどうか今が底でありますように。

今日から少しずつ回復してきますように。。。

 

窓の外の眩しい日差しを感じながら、何度もそう願いました。

 

 

 

 

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