あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

せいちゃんがお空に行った翌日のこと

こんにちは☀️

 

あきはママです。

 

せいちゃんがとても綺麗なお月様の光に導かれてお空に旅立った日、その後のことをポツリポツリと記していこうと思います。

 

せいちゃんが亡くなったのは8/1の夜でしたが、お風呂や検査をしているうちに、日付はもう翌日の8/2に。

 

病院を出てから、実家まで深夜のお散歩。

初めて出た外の世界を十分にせいちゃんに味わってもらいながら、ゆっくり歩いて帰りました。

 

そこからのことなんて、正直まだ全然考えていなくて。

ただただ、この綺麗な夜のお散歩がずっと続けばいいのにと。

 

でも、そうやってぼんやりしていても、何も始まらないし、終わらない。

「せいちゃんの良いように、精一杯できることをしてあげたい」という気持ちは、せいちゃんが亡くなった瞬間に消えるものじゃない。

ただ、とりあえず今日はもうゆっくり家族で寝たい。

 

そうして、実家の冷凍庫にあった保冷剤をあるだけ取り出して、その上にせいちゃんを寝かせ、初めて家族4人で寝ました。

我が子2人が並んで寝ている様、当たり前のように訪れると思っていた未来。

この日、ようやくその光景を目にしました。

スヤスヤとした寝顔に、こちらが安心させてもらって、長い1日の終わりの眠りにつきました。

 

翌朝、なんだかんだで3時間ほどしか寝れず、早朝に目を覚ますと、隣にせいちゃん。

一瞬夢なのかどうか分かりませんでした。

でも、徐々に、やっぱりせいちゃんは亡くなったんだという、現実を思い出し、早朝から咽び泣く。

 

泣くだけ泣いて、、

そして、急に始めたのが葬儀会社探し。

 

自分でもすごい切り替えやなと思ったけど、こんな真夏にぼんやりし続けたら、せいちゃんの状態がどんどん悪くなってくる💦

と、みんながまだ寝ている間に、色々検索し、そして見積もり依頼をかけたりしていました。

せいちゃんごめんね、ママ、こんな性分で。

 

葬儀会社ってすごいなと実感。

日曜日にも関わらず、その後すぐ、旦那が起きた頃には、もうドライアイスを持って到着してくれました。

 

そこで簡単にこれからのスケジュールを決めていく。

「普通は今日にお通夜で明日お葬式をされる人も多いけど、お子さんが亡くなった場合は、もう少しゆっくり時間を取られる方も多いですよ。」

と言ってくれたので、なるべく無理のない範囲でゆっくりせいちゃんとの時間を過ごすことにしました。

 

今日8/2と明日8/3はゆっくり過ごして、8/4にお葬式、8/5に火葬というスケジュール。

午後イチで、葬儀屋さんがさっそく棺を持って来てくれました。

子供用の一番小さい棺でもせいちゃんには相当大きかったけど、その中に入ってもらって、京都の自宅まで家族でドライブ。

棺が小さいおかげで、座席にせいちゃんも乗ることができ、みんなでドライブしている感覚が嬉しかったです。

 

真夏の暑い日、ようやく我が家に帰ったせいちゃん。

みんなでピクニックごっこをして遊んだり、夜にはお散歩に出たりして、楽しく過ごしました。

お姉ちゃんは、ずっとせいちゃんのお世話をしてくれて、いろんな食べ物をあげたり、なでなでしてくれていました。

 

家の寝室からも、その日は珍しく綺麗にお月様が見えていて

(あれから意識してみているけど、相当角度や時間が限定されるみたいで、1年のうち数えるくらいしかチャンスがない)

お姉ちゃんが、せいちゃんに一生懸命お月様を見せてあげていたのを覚えています。

 

 

翌日はゆっくり過ごしつつ、入院中から、これだけはやろうと決めていたことを実行に。

「家族写真を撮る」

GWにせいちゃんが最初にしんどくなったとき、結婚の前撮り撮影から、ずっとお世話になっているカメラマンさんに事情をお話していました。

「万が一の時は、せいちゃんは眠ったままの状態でも、家族写真をお願いできますか?」という私の質問に、快諾してくださっていたカメラマンさん。

 

改めて、今回連絡を取りましたが、やはりすぐ駆けつけてくれました。

かなりの売れっ子カメラマンさんのはずで、そんなお暇なこともないだろうに。。

 

こういった撮影は初めてだということで、(そりゃそうだろうなぁ。。)

どういう形で撮りたいかの希望を聞かれました。

私たちの希望としては、できるだけ自然な家族写真を撮ってほしかったので、その旨を伝えると。。

 

撮っていただいた写真の一部がこちら。

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おうちの中と、少し外に出たところ、良いお天気で綺麗に光が差し込んでいました。

 

自分たちでも、もちろんせいちゃんの写真はたくさん撮ったし、家族写真も実家の母にお願いして撮っていたりしたけれど、、

やっぱりプロは断然仕事が違う。

 

無理なお願いを聞いてくれたカメラマンさんに心から心から感謝。

(しかも聞くところによると、GW私が慌てて電話してから、いつでも駆けつけられるようにと、ずっと断酒して待機してくれていたとのこと)

 

とっても素敵なお写真を撮られるカメラマンさんなので、もし京都でファミリー撮影、前撮りなどを考えている方はぜひ。

elle-pupa.com

 

夕方には、明日葬儀でお世話になるお坊さん(私の親戚でいつもお世話になっている方)が枕経をあげに来てくださいました。

そして、せいちゃんが寂しくないよう、季節の花をたくさん配達してもらって、また夜はお散歩に。

この日も変わらず、月がとても綺麗でした🌕