こんにちは
あきはママです。
今回は私が勤めている調剤薬局における、産前休暇の取得状況についてお伝えします。
産前のお休みの取り方パターン
主に、産前のお休みのとり方は、次の3パターンではないかと思います。
- 有給+産休で長めに
- きっちり法律で決められた産前6週間前から
- 予定日6週間前を切っても、働けるところまで
人によっては
「えっ!?有給付けるなんて、そんな大それたことできないよ。」
とか
「えっ!?そんな産前6週間切って働くなんていいの!?企業の違法じゃないの!?」
ということもあるかと思います。
ここで、まず労働基準法で定められている、
産前産後休暇と年次有給休暇について
厚生労働省から
◆産前産後休業(労働基準法第65条)
・使用者は、6週間(多胎妊娠の場合にあっては、14週間)以内に出産する予定の女性が休業を請求した場合においては、その者を就業させてはならない。
・使用者は、産後8週間を経過しない女性を就業させてはならない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障ないと認めた業務に就かせることは、差し支えない。
・使用者は、妊娠中の女性が請求した場合においては、他の軽易な業務に転換させなければならない。
年次有給休暇はどのような場合に、何日与えなければならないのでしょうか? また、どのような点に留意すればよいのでしょうか?|Q&A|確かめよう労働条件:労働条件に関する総合情報サイト|厚生労働省
使用者は、年次有給休暇の付与に当たっては、次のような点に留意してください。
①年次有給休暇の利用目的によって、その取得を制限することはできません。
②労働者から年次有給休暇の請求があった場合には、原則としてこれを拒めません。ただし、事業の正常な運営を妨げる場合には、これを他の時期に変更することができます。
③年次有給休暇の買い上げの予約をし、これに基づいて休暇の日数を減じたり、請求された日数を与えないことは法違反となるのでできません。
④使用者は、労働者が年次有給休暇を取得したことによって、労働者に対し賃金の減額その他の不利益な取り扱いをしないようにしなければなりません。(労基法附則136)
ということで、、
なにせこの2つを要約すると
「産前休暇は取りたい人だけどうぞー。」
「産後休暇は絶対取ってね。どうしても働きたい場合はお医者さんのOKが出たら産後6週間後からなら復帰していいよ。」
「有給は個人の自由だから、利用目的がなんであろうと問題ないよ。」
「会社は有給くれって言われたら基本拒んじゃだめだけど、有給あげることでにっちもさっちもいかなくなるなら、時季をずらすよう交渉してもいいよ。」
「有給がっつり取るからって評価下げたりしちゃだめだよ。」
ってことですね。
ですので、さっきの1〜3のパターンどれも問題なし。
あとは
・自分の気持ちと体調
・周りの環境
次第です。
あきはママの会社の場合
人事にぶっちゃけみんなどれくらいの割合で1〜3がいるか聞いてみました。
- 有給+産休で長めに
- きっちり法律で決められた産前6週間前から
- 予定日6週間前を切っても、働けるところまで
1と2が混在で1のほうが割合多い。
最近3の人は少ない。
とのこと。
なるほど、、
やっぱり、
店舗の忙しさやその人の体調によるとのこと。
次に同期&先輩ママたちからの聞き取り
🙋🏻♀️「私がっつり取る気だったんだけど、そんな有給使い切るなんて今まで聞いたことないって上司に言われた。。まあがっつり取ったけどね!」(同期)
👩💼「私のときはそんな産休育休自体取る人が少なかったから、有給使わせてくださいなんてあり得なかったよ。」(高校生子持ちの先輩)
🤱「私はがっつり取ったよー。管理薬剤師やってたし、何かあっていきなり休み入らないといけなくなるより、早めに引き継いだ方が安心だったし」(3歳子持ちの先輩)
💁「引き継ぎできたらいいけど、あまりの人不足で本当に代わりがいなかったからぎりぎりまで働いた。結局最後体調怪しくなって引き上げたけど。」(小学生子持ちの先輩)
🙋🏻♀️「お腹の子を守れるのは自分だけ。何かあったときには遅いから、可能な限り体を大切にしたい。会社とか関係ない。権利で守られてるものは最大限利用する。」(2歳子持ちの先輩)
うーん。。。
悩ましい!
なかなか過激な意見もありました。
時代によってやはり取りやすくはなっているみたい。
昔は2回目の産休育休を取るタイミングで退職勧告された、、という人までいたとのこと。。
恐ろしい。。
まだ女性も働きやすい時代になったものです。
自分の気持ちとしては、可能なら有給使いたい!!
お腹が大きくなってくると1日立ったり座ったり、、体力限界。。
ただ、妊婦様にはなりたくない。周りの状態構わずに、がっつり権利主張できるほどのメンタルは無い。
を踏まえた上で
あきはママの場合
第一子のとき
1のパターン。しかも有給使い切りました。
産休中に消えてしまうもの全部。
ですので、合計産前16週くらい休ませてもらっちゃいました。
別に何のリスクもなかったのにねー。
なぜこんか大胆なことをしたかというと、
実は当時、産休とか有休とか正直全然考えていなかったです。
あきはママが入社以来配置された薬局は、小児科門前で夜遅くまでやっていたり、
はたまた総合病院の門前で一日フル活動で休む間無し。
みたいなところばかりだったので、そもそも小さい子持ちや、妊娠中の人が全くいない店舗ばかりでした。
ですので、妊娠したはいいものの、、前例なく、
どうしたらいいんでしょう?
と女性の管理薬剤師に聞くと
「有給消えちゃうし、せっかくならがっつり取っていったら?
ここの店舗きついし、無理して万が一があると大変だし。」
と言ってもらえたので。。
ほな。
みたいな笑
調剤薬局ってほんと、1店舗ずつ閉ざされた世界だから、同期とかに聞かない限り、会社全体で有給取る人がどんだけいるとか分からないんです。
まあでも実際妊娠後期に入ると、お腹もかなり大きくなるし、
あのノンストップフル回転の店舗
(総合病院前で1日100〜150枚を正社員2人&派遣さん1人、事務1人で回してた)
で6週間前まで、、というのは正直厳しかったと思います。
ちょっと張っているので休憩ください。
ともなかなか言えない状況だったので。。
一緒に働くメンバーも、妊娠後期の人間に気を使ってフォローの体力削るよりは、
どうせ1〜2ヶ月の違いなら早く代わりのメンバーに入ってきてもらう方が気楽だったと思います。
第二子のとき
復帰後はママ薬剤師が多い店舗に復帰。
今回は上に書いたような、みんながどれくらい有給使ってるのか調査済み。
迷ってるうちに安定期にさしかかり、「産休いつから取りたいー?」
と管理薬剤師(男性)から聞かれ、
「きた・・」
と思いました。
正直やっぱり、有給消えちゃう分はどうせなら消化して入りたい。。。
やんわりその旨伝えると、
「いいんちゃう?もったいないし。使いなよ。」
やっさしいなー。。。
ありがたいことに、店舗の先輩ママたちもできた方ばかりだったので、
自分たちのときはそうじゃなかったとしても、みんな有給使い切りを推してくれました。
そうなると時期的に3月末の棚卸し後に入るのがベストか??
と思っていたのですが、蓋を開けると1月末から出血騒ぎがあり、約1か月自宅安静からの3回に渡る入院騒動。。
結果妊娠5ヶ月後半から働けない体になりました。
有給はもちろん使いきれませんでした。
何の準備も引き継ぎもなく急に消えて申し訳無かったです。。。
今はいつまでお腹の子を胎内に入れておけるか勝負ですが、心配してくださってる職場の方々の願いものせて、、
すくすく育って、元気で産まれますように。。
以上、調剤薬局における産休&有給取れるかというテーマについて、あきはママの体験談を書かせていただきました。
参考になれば幸いです。