あきはママ~薬剤師の子育て奮闘記~

4歳の女の子と26週5日で産まれた874gの男の子、そして今お腹にもう一人。ブログは第二子のことがメインです。妊娠中期、出血。切迫早産→慢性早剥羊水過少症候群(caos)。

NICUレポ10〜泣かずに過ごせた日&市の保健師の対応〜

こんにちは☀

 

あきはママです。

 

生後21日、ちょうど3週間でせいちゃんも修整29w5dになりました。

 

 

 

涙ゼロの21日目

 

今日はせいちゃんが産まれてから初めて、泣かずに1日を過ごすことができました。

 

無理せずともいつかは自然に涙がひく日が来るはず、、と、感情に身を任せ続けた結果

 

21日かかりました

 

 

今日はせいちゃんもすこぶる調子が良く、

足の末梢点滴(輸血→脂肪製剤が入っていた)も抜けて、身軽になって嬉しそうでした。

 

それに伴い8個ある点滴のうち2個が撤去✨

 

恐れていた無気肺の症状も、、痰が上手く吸引できてきて、白い影がだいぶ薄くなってきた様子

 

そこで先生が「また母乳増やしましょうか。」と言ってくださり、

 

久しぶりの増量で1回8ミリに。

 

2日前の面談時は絶望の底でした。

 

ただ、無気肺による急変のリスクが低くなり、生後、せいちゃんに明らかな回復が見れたことはとっても久しぶり。

 

本当に、本当に嬉しかったです。

 

3歩進んで2歩下がるくらいの心をもって構えていたのですが、

どうしても下がる方の割合が多かったので、、、

 

それでも、、たくさん戻りながらも着実に前に進むことを忘れなかったせいちゃんの頑張りには生涯頭が上がりません。。

 

 

早産ママのメンタル

 

生後まもなくジェットコースターのように落ちていったメンタル。。

 

前向きに前向きにと思いながらも、

どうしても度々マイナスな方に引っ張られていました。

 

入院期間も度々情緒不安定に見舞われたりして、看護師さんに助けてもらったりしていたけど、産後の不安定さは比にならないくらいひどかった。。

 

表情の作り方が本当に分からない日もあったし、誰と会話するのも億劫。。

 

入院中はあれだけ退院したらやりたいことや食べたいものがあったのに、、

 

いざ退院しても、何もしたくないし、食事も母乳のために仕方無く与えられた物を食べてる状態。

 

 

マタニティブルー?

 

産後うつ

 

 

そういう単語ではまとめられない気持ちの落ち込み

 

ホルモンバランスの急激な変動が追い打ちになった可能性はあるけど、、

 

早く産まれた子供のママだから感じる、、名の無い相当な精神ストレス。

 

無事に我が子がこの世に産まれた喜び

 

はもちろん計り知れない。

 

しかし、それと共に襲ってくる

 

 

これから健康に育っていくかの不安

 

早くにこの世に出してしまったことへの申し訳無さ

 

その原因を考えて、自分を責める気持ち

 

 

などなど

 

どれだけ強い気力で前向きに考えようとも、これらがふとしたときに襲ってきて、

(保育器前で二人きりになったときが特に危ない)

 

本当に、大げさでなく、毎日泣いていました。

 

 

なので、、

 

どうぞ名の無い早産ママのそのストレスを、周知させてください。

 

行政の保健師さんたち。。

 

腫れ物に扱うように対応してとは言いませんが、、

 

少しの思いやりと少しの時間をください。

 

 

 

行政保健師の対応

 

二週間健診で後悔していた

【心のチェック表】に正直に丸してしまった件

 

案の定、後悔先にたたずで、市からすぐ電話がかかってきました。

NICUを出て、機内モードを切るたびに確認される着歴。

それを見ることすら億劫でした。

 

しかし昨日たまたまスマホを触っているときに電話が。。

 

もうこれ以上かけられ続けるのも嫌だったので、意を決して出ました。

 

電話の内容は

 

「早くに産まれた赤ちゃんだと聞いたのですが、容態はいかがですか?」

 

とか、

 

「新生児訪問をしたいのですが、退院の目処はたっていますか?」

 

 

など、結構ずかずかと。

 

疲弊している心では、それにしっかり答える力もなかなか無く、

 

『容態は、すごく順調であるとは言えません。』

 

『退院の目処が付いているなら、私が知りたいくらいです。』

 

と、もうほっといてくれオーラ全開で出したつもりなんですが、、、

 

「あ、ではまた1ヶ月後くらいに電話しますね。」

 

 

やめてくれ。

 

ほっといてくれ。。

 

 

肝心の心のケアっぽいことと言えば、

 

「チェック表を見たんですが、ママの気分の沈みが心配で、、いかがですか?」

 

いかがですか、、と言われても。。

 

信頼基盤がそもそも無い電話の相手に、何を吐き出せたら良かったのだろうか。。

 

『今は落ち着いています。ありがとうございます。』

 

 

電話内容は、事務的な向こうの確認事項を埋めるだけのものとしか思えませんでした

 

とても、その電話で私の心がケアされたとは言えず、むしろ傷ついただけ。

 

すみません。。

 

必要ですか?その電話??

 

新生児訪問の話とか、、しないといけないのわかるよ。

 

最初から放っておいても逆にあかんし。。

 

 

いや、、難しいですよね。そちらの仕事も。。

 

 

ただ、もう少しこの早産ママのメンタルとか扱いについても知っておいてください。。

 

せめて、予定日に対してどれくらい早く産まれたか、なんかは病院から聞いておいてください。

 

だいたいの目安の退院日は最短でもまだまだ先だって分かるでしょう。

 

なんのための電話で、

なんのための確認事項なのか、、

 

もう一度考え直してほしい。。。

 

 

私が救われている理由

 

上の行政の対応をつぶやいたら、先輩ママたちも同じような気持ちでいる方が多かったようです。

 

今日私が泣かずにいられた理由

 

せいちゃんの容態が良かったことももちろんあるけど、

 

その前提に

 

 

家族の手厚いサポート

 

NICUスタッフの優しさ

 

Twitterのママたちの温かい励ましの言葉

 

 

それらを受け続けられたことが一番大きいと思います。

 

 

今戦ってるのは子供と自分だけじゃない。

 

みんなが助けてくれている。

 

 

そう思えることがとてもありがたく、

きっと、このときに受けた感謝の気持ちは生涯忘れないと思います。

 

今受けているこの温かい気持ちを支えに、また一歩ずつ前に進んでいきたいです。